有島武郎の父・武（たけし）が農場内に社（やしろ）を造営し、１９０５（明治３８）年頃に「弥照（いやてる）神社」と命名。その後、１９１６（大正５）年に武郎自身が農場内を歩いて現在の場所を選び社を移転しました。１９２２（大正１１）年に武郎はここに小作人を集めて、みんなで土地を共有し「相互扶助」の精神に則った組織での運営を前提として、農場の無償解放宣言を行います。この記念碑は、有島農場の元小作人らが農場解放の報恩を後世に伝えるために建設したもので、１９２４（大正１３）年に竣工しました。