宝暦年間（1751～1764年）頃から伝わる「めでた舞」で、正月に家々を回ってホギゴト（祝言など）を述べる門付祭文芸人の遺風を伝えたものと言われています。戦前までは塩田で働く若者の間で受け継がれ、塩田労働が暇になる1～4月頃まで家々を回って門付けを行っていました。昭和30年代には一旦中断しましたが、昭和41（1966）年に保存会が結成され、舞の伝承と披露が続けられて、昭和47（1972）年には兵庫県指定無形民俗文化財に指定されています。