熊本県玉東町は、県北に位置する人口約５千人の小さな町です。JR木葉駅前を中心に、北側は石灰の山である木葉山がそびえ、南側は金峰山三ノ岳の緩やかな斜面地が広がります。陽当たりがよく水はけの良い土地柄、みかんをはじめとした果樹栽培が盛んで、特に近年では「ハニーローザ」という品種のすももが加工品ともに人気を集めています。
木葉山の麓には古い町並みが残っており、その一角あにある木の葉猿窯元で焼かれる素朴な猿の置物は古くから厄除けや安産祈願として重用されてきました。
また、明治10（1877)年におこった国内最後の内戦「西南戦争」の激戦地として歴史の舞台ともなり、町域には多くの関連遺跡が残っています。