浜田城は、標高67ｍの丘陵上に築かれた平山城で、「亀山城」とも呼ばれました。古田重治による築城は、1620(元和6)年には着手され、1623(元和9)年までには城及び城下が整ったものと考えられます。
山頂の本丸には、三重櫓と呼ばれる天守や六間長屋などが建ち、中腹の二ノ丸には、二ノ門や焔硝蔵、番所などがありました。東側山麓には堂々たる中ノ門があり、浜田城を象徴する重要な櫓門でした。三ノ丸は、東側山麓に御殿や多くの蔵、役所、番所などが建てられましたが、城地が狭く、これを広げて南御殿やその隣に3階建の高殿、蔵を設けるなどの整備が行われました。
　昭和37年6月12日に県の史跡に指定されました。