南関町は1632年細川忠利公が肥後の国に入国の際に、豊前の国から移り住んだ陶工の手によって始められた肥後熊本を代表する小代焼発祥の地です。古小代の里公園には、県指定文化財である小代焼窯跡群の瓶焼窯跡・瀬上窯跡があり、自然の傾斜を利用した連房式のぼり窯をそのままの形で保存してあります。
　また、のぼり窯跡を中心に整備されたこの古小代の里公園には、150本の梅の木が植栽されています。2月末になると梅の花が開花しはじめ、梅の香りに包まれながら散策を楽しめます。
　公園周辺には４軒の窯元があり、豊かな自然とのどかな焼き物の里の風景を楽しむことができます。陶芸ファンなら1度は訪れてみたい場所です。