秋の始めからハロウィンの季節まで、ニセコ駅前を中心としてニセコ町内は本物のハロウィンカボチャで彩られます。ニセコハロウィンの始まりは、2008年に遡ります。ハロウィンかぼちゃは町内2つの農家さんが作ってくれています。そのうち一つの農家さんは、農家になる夢半ばにご主人が亡くなり、夢を諦めかけていましたが、友人からハロウィンのお祭りのために、かぼちゃを作ってもらえないかと相談をうけ、ニセコのみんなのためならと、かぼちゃを作り始めました。農家さんが作ってくれたかぼちゃは、地域の人たちが一緒になってかぼちゃを収穫し、装飾をして、ニセコのハロウィンを盛り上げています。一見華やかなハロウィンイベントの裏側には、町民や旅行者に喜んでもらいたい、楽しんでもらいたいという、農家さんや地域の人の思いや努力が隠れています。今ではニセコの秋の一大イベントにまで発展しましたが、そこには昔から受け継がれる相互扶助の精神が流れています。