東浜塩田跡に立地する兵庫県立赤穂海浜公園内には、「瀬戸内海と塩」をメインテーマとした赤穂市立海洋科学館と、各時代の塩田が復元された「塩の国」があります。復元された入浜塩田はかつての塩田地盤をそのまま利用したもので、塩田のほか釜屋・鹹水槽・塩納屋などの関連施設もあわせて復元されています。流下式塩田には枝条架と流下盤が復元され、ここで実際につくられた鹹水（濃度を高めた海水）を使って釜焚き実演や塩づくり体験が行われています。また、塩の国の隣には、当時の水尾の一部が残されており、往時の塩田の雰囲気を感じることができます。