荒尾干潟には、アナジャコという体調１０センチメートル前後で、シャコに似ていますが、ヤドカリの仲間の生きものがいます。干潟の１～２メートルの深さにY字型の巣穴を掘って生活しており、荒尾市ではマジャクと呼びます。
アナジャコは、釣り方が特徴的で、巣穴に毛筆を入れ、アナジャコが毛筆を押し出して出てきたところを捕獲します。これは毛筆を外敵と勘違いして、毛筆を追い出すために出てきたアナジャコを捕まえる有明海の伝統的な漁法で「しゃく釣り」とも呼ばれます。この漁は、６月から９月まで行われます。
アナジャコは、加熱をすれば殻ごと食べることができ、唐揚げや天ぷら、塩茹で、煮つけなどで食べると美味しいです。